パパはギャンブル依存症

依存症者を抱える家族の話

【近況】次女の卒園式で恨み再発!?

昨日は次女の卒園式でした。

 

パパは普段から女子力強めで外でしっかり者の長女よりも、芸人キャラでちょっと問題多めの次女の方がウマが合うらしく思い入れが強いのだが、卒園式への思い入れも長女の時とは違う様子だった。

 

今の時点で消費者金融への借り入れの見通しもついて、今月入ってからは借金も止まっているので、最近は気持ちに余裕があるのか穏やかで自然な明るさとか笑顔が多いパパ。

 

そんな状態で迎えた卒園式。

 

次女は、幼稚園でワガママ放題で本当に先生達に手を焼かせていたのだが、良い先生達に出会えたことと、本人の芸人風なキャラクターもあって、厄介者扱いされることもなく受け入れてもらっていたことに、親の私達はいつも深く感謝していた。

 

長男、長女の時と違い、私も次女の卒園は感慨深いものがあったのだが、今回は4歳と3歳の年子男子(次男・三男)と生まれたての三女を連れての出席で、私は子供達と参列していたので、結局全然涙を流す暇がなかった。

 

そしてふと、三女のミルクを取ってもらおうとビデオ撮りをしていたパパを見てみたら。。

 

 

めっちゃ泣いてる!!笑

 

 

予想以上に泣いてる!!笑

 

 

 

いいんですよ、泣いていいんです。

 

子供の成長を心から感じて流す涙は素敵です。

 

私もチビ達の相手で泣く暇はなかったけれど、心の中ではもちろん感動して泣いてました。

 

「赤ちゃんだった次女がこんなに大きくなったんだなぁ。早いなぁ。。」

 

なんて、心の中でしみじみ子供の成長を振り返っていました。

 

その時、ふと次女が赤ちゃんだった時。。

というか生まれる直前。。

 

 

『この人、長男、長女の通帳から大金引き出してギャンブルしたり遊び歩いてたじゃん!!』

 

と、思い出しました。

 

 

しかもそのバレバレの嘘を否認しまくって、6年近く突き通して、やっと白状したのなんてここ1年くらいのこと。

 

一気に恨みの気持ちが湧いて来ますよね。

 

ただ、以前と違うのは恨みや怒りの気持ちに飲み込まれなくなったこと。

 

でもまだまだ「忘れる」とか「許す」なんて出来てないんだなぁと感じた瞬間でした。

 

その後、全体のお楽しみ会も産後の私は参加出来ないので、パパにお願いし、パパは次女と大変楽しい時間を過ごせたようでした。

 

帰りに年少、年中と大変お世話になった先生にご挨拶した時に更に涙腺が崩壊したらしく、みんながいる玄関でパパは大号泣したらしいです。

 

いいんですよ、泣いて。

 

でもまだ我が家は、あと3人この幼稚園に通うんです。

 

次女の卒園はやっと折り返し地点なんです。

 

先生にも「まだ下の子達もいるから!これで最後じゃないんですよー」と言われたと。

 

その通り!!笑

 

いや、ほんとにいいんですよ、泣いても。

 

 

更にその後に車の契約に向かい、あれよあれよと言う間に車が決まりました。

 

 

大きな買い物です。

 

 

私は車にこだわりがないので、全然わからなかったのですが、同級生のディーラーさんが

 

「男の人はこういうことが働く励みになったりするものだから」

 

と言っていて、目からウロコが落ちる気持ちでした。

 

 

契約が終わってからパパが今までを振り返ったと言うより、今回のスリップを振り返ってしみじみと

 

「本当にバカなことをしたと思う。」

 

「頑張るね」

 

と、自発的に言っていた。

 

いいんですよ、その心構え。

 

でもそれ三女が生まれた時に言って欲しかった。

 

むしろ今まで何度となくあった子供が生まれる時に言って欲しかった。

 

しかもこの3ヶ月のスリップのみについてじゃなく、長ーい借金人生そのものを反省して欲しかった。

 

正直、年収の1.8倍もの借金があるのに、年収ほどの新車を購入するなんて、正気の沙汰じゃないよねと思うし、堅実に考えてしまう私には絶対に出来ない決断。

 

けれど車1つで、男の人ってこんな気持ちになるんだなぁと新たな発見があった。

 

これ以上、仕事に精を出さなくていいから、スリップしないよう息を抜く方法を学んでねと思ったが、今は口に出すのはやめておいた。

 

私は今まで金銭面以外でも様々な面で「ダメなパパ」の尻拭いをして、優位に立ちたいわけじゃないのに、結局優位に立つことで『男のプライド』的なものをズタズタにして来たのかもしれない。

 

私自身もあまりに傷つきすぎていて『ギャンブル依存症者は人間じゃない』くらいに思っていた時期もあったけれど、

 

ギャンブル依存症者だって人間だし、なんなら普通に生きていたら、しなくていいような余計なこと(嘘をつくとか借金とか)に、勝手に振り回されて必死に生きてるんだよなぁなんてしみじみと思った。

 

共依存症者が「他人に執着したり、勝手に傷ついてる時間」が無駄なように、ギャンブル依存症が「ギャンブルやお金、嘘に執着して、勝手に振り回されてる時間」も本当に無駄だと思う。

 

私も「パパのことを考える時間」が無駄だとわかっているのに止められないあたりが、病的だし正気じゃないんだろうな。

 

パパは借金や嘘にまみれている最中は、自分でも自分の中に2人いる感覚になると言っていたが、私から見ても人格障害なんじゃないかと思うくらいパパは変になるので、次女の卒園式に正気で参加することが出来て本当に良かったと思う。

 

お互い病的な部分を改められたら、もっと楽に生きていけるんだろうな。

 

そしてパパの「バカなことをした」「頑張る」のセリフは深く捉えないことにしたとして、卒園式で見せた涙は、本来のパパの姿だと受け止めようと思った。

 

恨むならパパではなく、ギャンブル依存症の症状だな。

 

(発達障害ぽい症状にもかなり振り回されて困ってるけれど)