パパはギャンブル依存症

依存症者を抱える家族の話

【近況】新境地の自助Gへ参加して来ました!

1ヶ月ほど前の出産の入院中に、スリップの気まずさからすっかりギャンブラー本人の自助グループから足が遠くなってしまったパパのことが気になって、色々と自助グループを調べていて、(この行為自体がガッツリと共依存)

 

『買い物・借金・浪費依存症』

 

自助グループが地元にもあることを知った。

 

月1回の開催で、2月の開催日は出産と被っていたので、3月の開催日にはぜひ足を運んでみよう!と心に決めていた。

 

パパのことを。。と思って調べ始めたのだが、パパが行こうが行く気がなかろうが、強迫的な買い物・借金・浪費に対して無知なので、何か参考になるお話が聞けるかも知れないと思い、私だけでも参加してみようと思っていた。

 

ちょうど開催日の前日にタイミング良く?私がパパのしつこいスリップに腹を立てて凶器と化していたことから、すっかりご機嫌取りに徹していたパパが「一緒に行ってみよう♡」と言ってきた。

 

さも、私が依存症で、パパは自分が調べてあげて一緒について行ってあげる風な言い方だったのだが、そこはいつものことなのでスルーして、別々で会場に向かって参加することに。

 

4人中、司会をしてくれた方以外は私を含め3人とも初めての参加だった。

 

会はギャンブル依存症自助グループと同じ流れで進行したので、初めて来た場所なのに妙に心地良さを感じた。

 

いざ分かち合いが始まると、パパ以外からはギャンブルのギャの字も出てこない空間。

 

私は自分自身ギャンブル経験がほぼないのに、パパがギャンブル依存症と分かった日から、家でも自助グループでも毎日のように口にして来た「ギャンブル」という言葉。

 

それが一切出てこない!

 

まさに新境地の会だったのだが、やはり依存対象は違えど語られる内容は似ていて、借金や債務整理や横領、留置所へいた話、精神科への入院体験など依存症という病気の病状が次々と語られた。

 

その中でも沢山の気づきがあり、ある方が「子供の頃からの親の過干渉が買い物依存症の原因」という話をしていた時に、まさに私とパパの今の関係を見ているようでハッとした。

 

パパの依存行為を疑っている段階から、私はパパの行動や持ち物をチェックしたくなる。

 

それが共依存で私の病的な部分だと認め始めていたのだが、その行為自体が相手にものすごいストレスを与えていることに、恥ずかしいことに全く気がついていなかった。

 

むしろ借金額や病気の進行を早く食い止めることで結果として良いことをしている位に思っていた節がある。

 

帰り道に私が過干渉の話が心に残ったと話していたら、パパは負い目があるから私のその行為にも応じていたが「いつ見られているかわからない恐怖」みたいなものはあったと話していた。

 

私はいつ起こるのか分からないパパのスリップに恐怖を覚え、パパは私のいつ始まるのか分からない過干渉な行動に恐怖を感じていたのだ。

 

冷静に自分に置き換えたらパパ側の気持ちもわかったはずなのに、狂気の中にいるとそんなことは全く頭になくなってしまう。

 

病気が進行してパパが人格障害みたいになるのが本当に嫌で、そうなるとそこにプラス金銭的な爆弾もついてくるので、必死に先回りして食い止めようとしていた行為が、そんな最低なことだったとは。。と驚いた。

 

そんなことしても止められるものじゃないのも、大分わかってきたはずなのに、パパがスリップしたら私ももれなくスリップする。

 

そんな大きな気づきが1つあり、あとはパパが分かち合いで幼い頃から今に至るまでのお金に対する囚われの話をしていたのだが、初めて知ることも幾つかあり、良い意味で目からウロコだった。

 

これについては別枠でブログの記事にしたいレベルなので、また後日にします。

 

最後に金銭的な計画の話や、買い物は生活と密接な行為なので買い物依存症者の『完全な回復』は難しいという話を教えてもらった。

 

金銭的な計画の話を聞いている時に、これまでパパの借金で何度となく数十万、数百万単位でお金が流れていたことで、自分自身の金銭感覚もすっかりズレていることにも気がつけたことが良かった。

 

金銭管理も含めて、自分は自分で1からやり直そうという気持ちになれた。

 

依存症って奥深くて面白い。