パパはギャンブル依存症

依存症者を抱える家族の話

【近況】バタバタの春休みですが自助Gに無事に行けました!

幸せなことに?ここ1週間、ギャンブラーのパパのことを考える暇もないくらいバタバタと日々を過ごしていた。

 

ここ1週間、スポンサーさんとの分かち合い、共依存の自助G、今日はギャンブル依存症の家族の自助Gに参加して、日々アレコレ詰まっている予定をこなす時間と、自分自身を振り返る時間がイイ感じに同時進行している。

 

今日はいつも適切なアドバイスを下さる仲間が、私がちょうど読みたいなぁと思っていた雑誌の、田中紀子さんがギャン妻へ向けて書いたコラム(全3回)をプレゼントして下さった。

 

私がぼんやりと「読みたいなぁ」と思っていたコラムで、今はバックナンバーでしか購入出来ないものだったので、その偶然の出来事にとても驚いたし、すごく嬉しかった。

 

私は昨年、自助Gに繋がってから焦るくらい夢中で『回復』を望んで来たのだが、産前産後のパパの盛大なスリップでゴタゴタしてなんだか疲れてしまって、今やっと少し肩の力が抜けて来た感じがしているのだが、ここに来てこの嬉しいサプライズが。

 

『今必要だと思ったから』

 

と、手渡してくれた気持ちが本当にありがたくて嬉しい。

 

分かち合いだけでなく、こうして仲間の思いやりに触れられることも自助Gに繋がれて本当に良かったと思える瞬間。

 

ブログでも度々書いているが、今私には普段使える車がないので、産後のダイエットがてら徒歩+公共機関で自助Gに向かっていて、会場まで片道1時間半かかるので、仲間に頂いた雑誌のコラムを帰りのバスの中で早速読んだ。

 

経済的な面でのギャン妻の具体的な心構えやアドバイスが書いてあるコラムなのだが、私は「回復したい回復したい」と言いながら、この10ヶ月何をして来たんだろう?とまた思い知らされる内容だった。

 

気持ちを立て直すことばかり考えていて、具体的に金銭面で自分と子供達を守る行動は30%位しか出来ていなかった。

 

もっと守るものもやることもあったんだと、また今日も目からウロコが落ちる気持ちになる。

 

今すぐ「逃げて離婚したい!」訳ではない私なので、余計に何があってもドーンと構えて居られる知識は必要なんだなぁと感じた。

 

そして今日も自助Gに参加して、本当に良かったなぁと思った。

 

コラムを手渡してくれた仲間に、感謝の気持ちでいっぱいになった。(単純)

 

話は少し逸れて。。

うちのギャンブラー(パパ)は最近、とても開き直っている。

 

昨夜、お風呂に入って居た時に「俺、その気になったら100万なんて1週間くらいで余裕で使えるんだろうなぁ(もちろん消費者金融から借り入れたお金)」なんて言っていた。

 

もー、聞いていてギョッとしたが、きっとこれが本来のパパであって『素』の発言なんだろうなぁと理解した。

 

今日の自助Gでも仲間から「素直になってるんじゃない?」なんて言われて、確かにある意味「素直」な姿なんだろうなと思い、なんだか笑えた。

 

年収の1.8倍も借金があって、住宅ローンもあって、これからカーローンも始まるって言うのに、まだ大金を使う想定が出来るなんて私からしたら発想がクレイジー過ぎてもう笑うしか出来ない。

 

パパの度重なる借金や使い込みで、1度に動く金額が大きくて、本当に私の金銭の単位の感覚もおかしくなっている気がする。

 

ギャンブル依存症の家族の自助Gでも、共依存の自助Gでも、側から見たらパパを始め私も行くところまで行っている(らしい)のに、渦中にいるせいで、もう何だかよく分からないことになっているのが現状。

 

そしてこの1週間はパパのことに気を揉む暇もなく、子供達と春休みを満喫していたのだが、今回の春休みは私に車がないので、2班に分けて市内の映画館に行って来た。

 

子供の人数が多いので、観たい映画も意見が分かれる。

 

パパに赤ちゃんを預けて「ボス・ベイビー」班と「リメンバーミー」班に分かれて、2日がかりで引率して来たのだが、

 

ちょっと前まで末っ子だった3歳の3男も、ちゃんとみんなと一緒に座って、ポップコーンを食べて、ジュースを飲んで映画鑑賞出来ることに感動した。

 

いつもは車があるので長期休みは遠くにお出かけすることを考えてしまっていたり、この12年私がずーっと妊婦だったり赤ちゃん連れだったりして、

 

映画は好きでも映画館に出向くというよりは、レンタルまで待って家で見るのが当たり前になっていたので、今回は新鮮な春休みの想い出が出来た。

 

それに映画館に大家族で行くのは高額なレジャーな気がしてしまっていたのもある。

 

でもギャンブラーの使い込みに比べたら映画館代なんて"なんてことはない金額"だし、こんなに子供達のテンションが上がるならまた行きたいなぁと思った。

 

そして今回観た「ボス・ベイビー」も「リメンバーミー」もどちらも家族をテーマにしている映画だったので、改めて『家族っていいなぁ』と思うキッカケになった。

 

クレイジーなパパと今後どうなっていくのか全くわからない我が家だけれど、

 

『家族だからこそ感じられる幸せ』

 

も、やっぱりあるよなぁと思った春休みでした。