パパはギャンブル依存症

依存症者を抱える家族の話

理解不能なパパの発言⑥

消費者金融のカードを持つと安心する』

 

昨夜、パパが言っていました。

 

私の入院中にいつから借り始めたのか、詳細を聞いていた時のこと。

 

自分のしたことがどういうことなのかわかっているのか、言葉を発する時は握る手にすごく力が入っていた。

 

『(カードを)何故か持ち出してしまった』

 

 『カードがあると普通これで借りれる!と思うと思うんだけれど、自分はこれで返せる!と思う』

 

と言っていた。

 

いや、最後の言葉の言ってること同じじゃない?

 

そもそも普通の人は消費者金融のカードを目の前に「これで借りれる!」とは思わないんだけど。。

 

普通の定義からして、大分感覚がズレている。

 

そして「これで返せる!」とは?

 

多分2つの意味があって、1つは。。

 

『これでまた借りて、それを元手に一発当てて全てをチャラに出来る』

 

という、「THEギャンブル依存症」な発想。

 

もう1つは。。

 

『とりあえずまだ限度額に達してないから、3月の支払い分を引き出せる』

 

ということだと言う。

 

どのみち理解不能なのと、本当に特殊な病気すぎて、どうして良いのかわからなくなってしまった。

 

2017.6月に『ギャンブル依存症』と診断を受けてから、病気だと言うことを教えてもらい、家族として出来る限り病気の理解しようと頑張って来たが、やっぱり無駄だった気がしてしまう。

 

『ギャンブルの問題に関して無力である』

 

と認めることを自助グループで学んだが、子供達や夫婦関係、家庭生活に支障をきたすような人間をどう理解していけばいいんだろう。

 

「回復したい、回復する気はある」

 

と繰り返すパパをいつまで信じたらいいんだろう。

 

「回復する」のフレーズが今まで何度も聞いて信じてきた

 

「もう2度と借金はしない」

 

「今度こそ、みんなを幸せにする」

 

の、代わりになっただけなんだろうなぁと感じる。

 

パパと生きていくのに本当に疲れた。