パパはギャンブル依存症

依存症者を抱える家族の話

【近況】自分に疲れる共依存の発動

2018年2月22日に、無事帝王切開で6人目の赤ちゃんが産まれました!

 

兄妹の中で1番週数が早く生まれたのに、1番カラダも声も大きくて元気いっぱいの女の子です。

 

出産前日から当日、翌日までは出産の普段と違うテンションと、妊娠中本当に色々あったのに無事に生まれてきてきてくれたことに「ありがとう」の気持ちで、余計な考えが湧き起こる隙間なく幸せいっぱいな3日間を過ごしていました。

 

が!!

 

昨日、ギャンブル+借金+買い物依存症パパの差し入れで、またしても嫌な記憶がよみがえり。。そこから脳内のぐるぐるが止まらなくなり、思いっきり共依存症状が発動。

 

キッカケはとても小さい出来事で、パパが持って来た「差し入れ」と称した自分の趣味の音楽雑誌。

 

入院してる私の意見すら聞かず、好みを一切無視して、自分が読んで欲しいからの一心で頼んでもいない雑誌を差し入れてくるあたりも、発達障害の傾向なんだろうなぁと思いつつ。。

 

その時に放った一言が

 

『これ、後輩が俺に読んでみてくださいって渡して来たんだけど、ママも読んでみて!』

 

とのこと。。

 

何が問題かと言うと、この「後輩にもらった」と言う時は9割以上の確率で借金して買ったものだから。

 

過去には浮気相手からもらったマフラーを意気揚々と「これ、後輩にもらったんだ!どう?」と見せてきたこともあった。

 

とにかく自分をよく見られたいパパは、架空の頼られてるアピールをしたいのか、この「後輩にもらった」系の話をやたらして来ますが、借金が明るみになった後にポロポロと話を聞くと9割は嘘。

 

ライブのチケット、洋服、雑誌、趣味のもの等々。。我が家で禁止してる訳でも買っちゃダメと言ってる訳でもない。

 

むしろ家計からも買ってる。。

 

けれど家族の前でもいいパパでいたいから、欲が強すぎて普通レベルで満足出来ない自分を隠すのに、一般的な物欲以上のものは、陰でコソコソ借金をして買うのがすっかり身についているんだろう。

 

そしてその雑誌は、ついこの間盛大にスリップして湯水のように消費者金融からお金を引き出していた時期に発売されたもの。

 

正直に「その時に買ったんだけれど。。」と前置きしてくれたらこちらもスッキリするのに、どうも嘘は止められないらしい。

 

(嘘をついてるっていう決めつけだけれど)

 

ギャンブル依存症者あるあるですが、自分が嘘をついている感覚がまずなくて、嘘ついた感覚もないから、その後ボロが出たときも「覚えていない」の一点張り。。というか、本当に覚えていない。

 

それがわかっているし、こちらが「後輩にもらった」の一言でどれだけ嫌な思いをするのかもパパは全く察することが出来ないから、平気で傷をえぐってくる。

 

そして予想外に傷をえぐられた私は、

 

「この人、無理!」

「本気で回復して欲しい。。」

「もっと回復に役立つ自助グループはないか。。」

 

と、産後3日目にして、パパに合いそうな自助グループを懸命に探していた。

 

そして地元にも借金(浪費)依存症の自助グループが1つあることを知って、夜な夜なLINEで情報をシェアした。

 

 でも途中で、パパに良さそうなものを調べたり考えたりすることが苦しいのにやめられない自分に気がついて、そっとLINEの送信削除をした。

 

ほんと他の依存症の症状と全く同じ感覚だなーと自覚した。

 

『やめたいのに止められない』

 

結果、今回は自分で途中で気がついて止めることが出来たけれど、気がつくまで数時間は止めることが出来なかった。

 

でもこうして自分の共依存の症状に気がつけるようになったのは、大きな収穫だと思う。

 

そしてまた改めてパパの問題はパパの問題だから手放そうと思った。

 

ギャンブル依存症でもそうなのだが、本人の方達の話を聞かせてもらうことで、パパの言動をすんなりと理解することが出来て勉強になるので、借金(浪費)依存症の自助グループについて、パパにシェアした情報を自分のために使ってみようかと思う。

 

次の開催が来月末なので、産後1ヶ月経つし、まずは私自身が参加してみよう。

 

キッカケはパパの病気だけれど、パパにこうしなよ!ああしなよ!と言うのではなく、こうして軸を自分にする行動を少しずつ出来るようになってきたことは、とても意味があるように感じる。