パパはギャンブル依存症

依存症者を抱える家族の話

理解不能なパパの発言⑤

先日、私が冗談で

 

「もし私に実は1000万の借金があるって言ったらどうする?」

 

と、聞いたところ

 

「破産(自己破産)しよっかーって言う」

 

と、言われる。

 

 

『頑張って返す手段を見つけよう』

 

という気持ちは湧いてこないんだなとビックリした。

 

自分の依存症のことを話す時は、異常なまでに「世間の目」が気になって、それが原因で逃避してしまうと言っているのに、パパの中で『自己破産』はそんな軽いものなのかとビックリした。

 

この発言からも今まで尻拭いし続けてもらっていたものに関して、返す気がないことが伺える。

 

私の中では『自己破産』をする方が、住宅ローンが組めなかったり、子供の進学の際に、もしローンを組むことになっても組めなかったりと、よっぽど「世間の目」が気になることだと思うのだがそういう考えはないらしい。

 

安易に楽になれる手段を選んでも、結果楽にはなれないことは本人が1番わかっていそうなところだが、それが理解出来ないのが依存症という病気なのだろうか?

 

「精神論じゃないんだよ」

 

「病気のことをわかってない人間が、ごちゃごちゃいうなって感じだよね」

 

と、世の中に向けて逆ギレ気味に話すパパだが、誰も身近な人がパパに精神論は突き付けてないことから、

 

「それは誰のことを言ってるの?」

 

と、聞くと

 

「何もわかってない人達」

 

と、架空の人物の話をしてくる。

 

結局のところ依存症という病気から逃避したいだけなのか、前回の借金の末期の頃に現れた『統合失調症』のような症状なのかもしれない。

 

『回復』どころか、パパは想像以上に色んなものを抱えているのかも知れない。

 

そしてパパの問題を自分のことのように考え、悩み、分析し、調べ、アドバイスをしてる私は本当にどっぷりと『共依存』なんだなぁと実感した。

 

努力して自分のことを考えなくちゃ!!