パパはギャンブル依存症

依存症者を抱える家族の話

次女の出産祝い-②義母の優しさ-

次女の出産祝いにまつわるエピソード②。

 

私が出産で入院している間に、長男の5歳の誕生日だったため、義母からプレゼントが届いていた。

 

退院してから長男へのプレゼントのお礼の連絡をした。何も知らない私はもちろん長男のプレゼントの件のお礼の言葉のみ伝えたのだが、出産祝いへのお礼の言葉がなかったことから、義母が義母と周りからのお祝いも同封しているんだけれど。。と話し始めた。

 

『??????』

 

全然見ていない。お祝いが入っていたなんて全く知らなかった私は、すぐパパに確認したけれど「知らないよ!入ってなかった!」の一点張り。

 

この時も『俺は何も知らない』を余りに貫き通していたことと、荷物を受け取り開封したのはパパなのだが、他に見ていた人がいないこともあり、また真相は闇に消えていった。

 

結果、義母も「私が入れそびれたのかも知れないね。」みたいな流れになり、こちらは頂いてもいないお祝いのお礼の電話や内祝いを返すという、なんとも腑に落ちない流れで終わった。

 

ギャンブル依存症者は巧みに嘘をつき、悪びれもせず堂々と振る舞うところがある。

 

その余りの堂々とした姿には『あれ?私の勘違いかな??』と思わせるパワーがある。

 

結局この時の真相は未だにわかっていないけれど、そのことがあった1年後くらいにパパの実家へ帰省していた際、ふと義母が「あの時のお祝い、私が入れそびれてて出てきたの。ごめんねー。」とお祝い袋ではなくポチ袋にお祝い?を入れて渡してきた。

 

「私のせいなのに、息子を疑うような感じになって、(私)ちゃんにも余計な心配かけてごめんねー。」みたいな会話をしたのだが、とてもありがたいことではあったが、私にはそれが本当のことなのかが判断できなかった。

 

どこか息子を庇っているように見えた。

 

もし庇っているのなら、それは義母が息子夫婦の円満を願っての優しさなのだから、詮索せずにその気持ちを受け取るべきなのかなぁと思った。

 

次女の出産祝いの件辺りから、周りを巻き込み始めたことで、色々な違和感の種を考えるキッカケとなっていった。

 

この時の私は、パパがギャンブルをする人だということ自体全く知らなかったので『虚言癖』や『自己愛性人格障害』もしくは『ADHD(注意欠如多動性障害)』『アスペルガー症候群』辺りを自分なりに調べていた。

 

特に性格面や行動面で『ADHD(注意欠如多動性障害)』に、該当するところが多々あったので、パパは何かしらの精神疾患を抱えているのではないかと思い始めていた。

 

ギャンブル依存症』という病気が世の中に存在することを、もっと早く知っていたら変えられることがあったのかも。。と思うのだが、本当にこの時はパパがギャンブルをする人だということ自体知らずにいたので、全く気がつくことが出来なかった。